フルフィルメントを意識した情報設計が重要という話
フルフィルメントを意識した情報設計が重要という話
先日、フルフィルメント担当の方とミーティングがあり、いろいろ学びや気付きがありました
ざっくりではありますが、学びや気付きをまとめます
ミーティングに至った経緯
自社ECをShopifyでリニューアルするにあたって、Shopifyの注文データと現在使用しているWMSが問題なく連携できそうか確認するためにミーティングを行いました
要は「Shopifyの注文情報を倉庫に渡した時に、問題なく倉庫側で読み込めるか?」を確認するためです
Shopifyの構築をしていると、どうしてもECサイト自体だったりShopifyアプリだったりに意識が向きがちだけど、フルフィルメントやバックエンド業務も忘れちゃいけないよね
注文情報や顧客情報の設計で意識しないといけないこと
ミーティングによって、改めて注文情報や顧客情報の設計の重要性が理解できました
私が遭遇した特定のケースなのでそのまま参考になることは少ないと思いますが、「そういう理由で情報設計って大事なのか〜」という気づきのキッカケにはなるかも
今回、注文情報の設計において以下の点を意識する必要がありました
- どこの配送業者を利用するか判別できるようにする
- ギフトラッピングをするかどうか判別できるようにする
- 電話番号のハイフンの有無を統一したい
どこの配送業者を利用するか判別できるようにする
例えば「通常配送は佐川」、「ネコポスはヤマト」のように、複数の配送業者を使い分ける場合があったとします
その際は、注文情報に「どちらの配送業者を利用するのか」判別できる情報が必要です
今回はShopifyの配送プロファイルで設定した「料金の名前」が注文情報に反映されていたので、そこの文言を元に配送業者を判別できる形にしました
ギフトラッピングをするかどうか判別できるようにする
All in giftを利用してギフト対応しているのですが、単純にギフト用の注文かどうかだけでなく、倉庫側に「この注文はラッピングが必要かどうか」を伝える必要がありました
そのため、ラッピング用の資材もカートに追加された場合は、注文情報に「ラッピング」というタグを付与できるようなFlowを作成して対応することとしました
電話番号のハイフンの有無を統一したい
注文情報に反映される電話番号の形式がバラバラだと倉庫も困ってしまう場合があります
そのため、チェックアウト画面の電話番号入力欄のラベルを「電話番号」から「電話番号(ハイフン無しで入力)」に変更しました
ちなみにこの部分の文言は「テーマ」>「アクション」>「言語を編集」から編集できます
今回のまとめ
構築者は、契約している倉庫によってそれぞれ「注文情報はこんな形式にしてほしい!」という決まりがあることを把握しておきましょう
そして、「今後ギフトもやるかも?」「こんなアプリを導入するかも?」「その場合は倉庫とどんな連携が必要そうか?」など未来を見据えた情報設計ができたら素敵ですね